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10月の作成句及び投稿句の選句をおこないます。メールで募集します。 メール要領は下記のとおり。 @ 自分が作成した句以外を5題選び書く。 A その中で一番いいと思うものに○をつける。 B 選句した句に選者名を○○選としてつける。 C 期限は11月18日(月)とします。 D 集計を終えたところでこのページで発表します。 例 よっち選 「秋空に 遠き吾が子へ 思い馳せ 空の彼方に 一筋の雲」 ○ 「稲刈りの 汗を拭えば 空高し」 「こわごわと 土を探りて 甘藷堀り」 コメントがあれば、お書き下さい。 |
10月の選句結果 kazu選 秋風に星は見たいし君恋し(時の旅人) 秋の日を何もせずにぶらりぶら(よっち) すでにはや熟れ過ぎたるアケビかな(よっち) ○新しき命を育み木の実落つ(よっち) 行秋や風邪を捕らえて咳一つ(よっち) 〜選句によせて〜 ・「秋風に・・・」<君>は、側にいるのでしょうか?もし、いると したら、美しい星を心ゆくまで観たいという気持ちと、君を側で 感じていたい気持ちとに揺れ動く。ふと吹く秋風のなかの微笑 ましい葛藤を連想させる句です。 ・「秋の日を・・・」すっきりと晴れ上がった秋の一日。頭の中を 空っぽにして、気の赴くまま過ごす。忙しい中にあっては、必要 な<ぶらりぶら>ですね。この<ぶらりぶら>という言い回しが、 この句を軽やかにしていると思います。 ・「すでにはや・・・」アケビの丁度良いころを採ることを、何日も 楽しみにしていたのに・・・と、熟れすぎたアケビを目の前にして 少々がっかりしている?!作者の顔が目に浮かびます。 ・「新しき・・・」落ちた木の実をただの実りと捉えずに、<新しき 命>と捉えている点に、強くこころをひかれ、○をいただきました。 ・「行秋や・・・」この句には、作者の俳諧味を読み取ることのでき る句だと思います。<行く>と<捕らえる>の反対の動きをする ことばを対照的に遣っているところも、面白いと思います。 ・この他、アヒルさんの「黄金に・・・」の句も、面白いと思いました。 |
12月の作成句 「板の間の尻からあがる寒かな」 「冬枯れや灯油を買いて台車引く」 「初雪の都会を覆う白無垢かな」 「風呂吹のどこがおいしとむずる子や」 今月の投稿句 「梟に 似て一徹の 男かな」すみ 「浮寝鳥 ゆらりゆらりと のどかかな」すみ 「初雪か、家路急ぐや、サラリ-マン」アヒル 「人の数、違い感じる、寒さかな」アヒル 「冬枯れに、雪の衣を、はおりけり」アヒル 「冬空を 美しと思えり 航空祭」kazu 「宴にて おし頂きて 河豚を食む」kazu 「降誕の その日に閉店 老舗百貨店」kazu 「街には 聖夜の意味知らぬ 若者あふる」kazu 「師走だと そのことばに 急かされて」kazu |
11月の作成句 「あそこまで歩いてゆかん初時雨」 「野も山も虹を背にして初時雨」 今月の投稿句 「秋雨に冬の足音せまり来る」時の旅人 「夜の道、明かりみつけて、気なごます」アヒル 「空きっ腹 かかえて眺める 吊るし柿」まる吉 「ゆきぐにに 初恋の人 会わずとも」ズコ 「色づきし 桜葉もまた 花なりし」kazu 「この年は 急ぎ足で 冬めきて」kazu 「小春日に うつらうつらと 船をこぐ」kazu |
10月の作成句 「秋の日を何もせずにぶらりぶら」 「秋風の一晩吹きて晴れわたる」 「秋の雨やむのを待つてむべさがし」 「硫黄島おおしめじ食べあたりけり」 「新米や親の便りが届きけり」 「新酒手に遊びに行くや友の家」 「笠の上烏が止まる案山子かな」 「のんびりと後ろ見渡す田鴫かな」 「渡り鳥我も誘わる旅心」 「椋鳥や一斉に飛ぶ賑やかさ」 「柿もぎや竹竿先の青い空」 「すでにはや熟れ過ぎたるアケビかな」 「幟あり夜店はなきや秋祭」 「今日もまた東京散歩菊日和」 「朝寒や一番電車の音届く」 「招き人笑顔うれしや夷講」 「茹であげてざるにひろげし薩摩芋」 「新しき命を育み木の実落つ」 「稲刈や日が落ちすぐに暗くなる」 「時期もののマロングラッセ買い走り」 「山登り広がる空と紅葉かな」 <麻布の安藤記念教会> 「蔦紅葉色ガラスにもうつりけり」 「末枯や子は短パンで通学す」 「行秋や風邪を捕らえて咳一つ」 今月の投稿句 「黄金に輝く稲穂土色に」アヒル 「秋風に星は見たいし君恋し」時の旅人 「離れ居し 彼の人も 同じ月」kazu 「ビルの窓 ゆがみて映りし 十三夜は」kazu (※10月18日は、十三夜でした。 昨年の、季題にあった記憶があり ますが・・・。陰暦9月13日の夜 で、十五夜についで月が美しいと いわれています。のちの月とも。) 「懐かしき 学園のチャペルに 蔦紅葉」kazu 「突然に やって来たりし 夜寒かな」kazu 「末枯れし 道なき道を 歩きおり」kazu |