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ボランティアについて

廃山になった炭坑夫を追いかけ写真を取りつづけて
いる人がニュースで流れました。
この写真家のコメントで
「炭坑夫は、皆ものすごく人にやさしさを持った
人たちです。炭坑の中は、皆で支え合わなければ
生きて行けなかったのです。」
そうだと思いました。炭坑の中は、危険が多く、
一人一人の責任はきっちりと果たすとともに、
支え合うことで、生き延びることが出来たんだと
思います。そんな厳しい生活が人に優しさを与え
たのだと思います。

ところで、ボランティアは、奉仕活動を自ら進ん
で活動するというイメージがあります。
広辞苑を調べてみますと以下のとおりです。
ボランティア【volunteer】
@志願者。篤志家。奉仕者。
A自ら進んで社会事業などに参加する人。
volunteerの意味には志願兵という意味もあるようです。

人間世界は、元来は皆で支えあって生きてきた歴史が
あります。また人間を含めた地球全体の生き物も、皆で
支え合って生きているのだと思います。
しかし、この支え合いが、社会が小さいときは目に見え、
また、感じ取ることが出来ました。しかし、社会が大き
くなり分業が発達し、カネモノを媒体とする社会となる
と、一人一人の支え合いが見えなくなってくるようです。
まるで自分一人で生きているように行動し、自己中心の
人間が多くなってきたようです。自己虫という言葉も最
近よく耳にします。
お金万能の世界観ができあがり、お金を稼ぎ貯めること
が目的にしている人も多いようです。
しかし、心の奥底にある光は、困った人を助けたり、や
さしい言葉をかけたりするとすると喜びます。やさしさ
やいたわりは、支え合いの基礎になっているようです。
そんな心がボランティアの精神に通じると思います。

また、ボランティアについては、仏教でも、同じような
精神があります。布施です。
布施については、ネット上から探して来ました。
以下に載せましょう。

(参照:財の七施 )
布施行は、大きく「財施」(ざいせ)「法施」(ほうせ)
「無畏施」(むいせ)の3種に分けられます。財施とは
「むさぼる心・惜しむ思う心・恩に着せる心」から離
れて、見返りを求めずして衣食や財産などの物資を他
に与えることをいいます。法施は教えを説き与えるな
ど、精神面で尽くすことをいいます。そして無畏施と
は、あらゆる恐怖、不安、様々な脅え・おののきを取
り除く行為をいいます。
しかし、施すべき財もなく、また説くべき教えもなく、
恐れを取り除く力もないとしても、それでもなお誰に
でもできる布施の行があります。それを「無財の七施
」といいます。地位や財産がなくとも、いつでも誰で
もが実行できる修行です。自らの心に巣食う「とらわ
れ」や「むさぼり」の毒を捨て去るための行ないなの
ですから、こちらの側から感謝の念をもって行じま
しょう。

@眼 施 がんせ      
慈眼施ともいい、慈しみに満ちた優しいまなざしで、
すべてに接することをいいます。
温かい心は、自らの目を通して相手に伝わるのです。
A和顔施 わげんせ     
和顔悦色施ともいいますが、いつもなごやかで穏や
かな顔つきで人や物に接する行為です。
喜びを素直に顔の表情にあらわしましょう。
B愛語施 あいごせ     
言辞施(ごんじせ)の別称もあります。
文字通り優しい言葉、思いやりのある態度で言葉を
交わす行ないをいいます。
C身 施 しんせ      
捨身施ともいいます。自分の身体で奉仕をすること。
身体で示すことをさし自ら進んで他のために尽くす
気持ちが大切です。
D心 施 しんせ      
心慮施。他のために心をくばり、心底から共に喜び
共に悲しむことができ他の痛みや苦しみを自らのも
のとして感じ取れる心持ち。
E牀座施 しょうざせ    
たとえば自分が疲れていても電車の中で喜んで席を
譲る行為。
また競争相手にさえも自分の地位を譲って悔いなく
過ごせることをいいます。
F房舎施 ぼうしゃせ    
風や雨露をしのぐ所を与えること。
自分が半身濡れながらも、相手に雨がかからないよ
うに傘を差し掛ける思いやりの行為など。

確かにどれも、地位や財産がなくとも誰でもができ
る行ないですが、しかし実行は案外むずかしいかも
知れませんね。だからこそ、ふだんから心に仏さま
への思慕の念をたもち、口にお題目をお唱えして自
らを磨き続けることが大切なのです。

さて、布施するときの注意事項ですが以下に載せます。
(参照:観音院 観自在 )
その布施は、三つのものが浄(きよ)らかでないと、
真の布施にならないとされている。
一つ、人に物をあげるとき、恩着せがましい気持ち
   があってはいけない。施す人の気持ちが浄
   (きよ)らかであることが大切だというのだ。
二つ、布施を受ける人が、それを受け取ることに
   よって卑屈(ひくつ)になるようでは、真の
   布施ではない。なんのわだかまりもなく相
   手に貰(もら)ってもらって、はじめてそれ
   が布施になる。
三つ、悪いことをして得た金品を施しても、それ
   は布施ではない。
   自分に不要なものを人に与えて、それで布
   施した気持ちになるのはまちがいだ。自分
   の大事なものを施すのが布施なのだ。

ボランティア活動を積極的に行う上で大いに参考に
なりそうです。

ボランティア活動をよっちはやったことがありませんが
このボランティアの精神を大事にしたいと思います。


備考
現代用語の基礎知識(97年版)から
◆ボランティア活動の分野
ボランティア活動には様々なものがあり、
人として助けあい励ましあう活動や、心と
心のふれあいを大切にする活動、また地域
の中でお互いに支えあう活動、そして国際
社会の一員として協力する活動など、多様
な広がりがある。その種類は、たとえば以
下の通りである。
社会福祉(介護、介助、保育等)
保健・医療(病院ボランティア等)
教育(料理、英語、書道等)
自然・環境(美化、リサイクル、回収等)
まちづくり、地域(まつり、こども会等)
国際協力(通訳、難民、留学生等)
その他(防災等)

◆ボランティア活動を始める人への留意点
●最初は、できることを無理のない範囲から
活動を始めるときは、つい張り切りすぎて、
役割を次々と引き受け、活動が重荷になり、
途中で継続するのが大変になることがある。
細く長く継続する方がよい活動につながる
ようだ。
●基本的なルールを守る
活動時間を守る、参加できないときは事前
に連絡をする、規則や会費などの約束ごと
を守る、活動で知りえたプライバシーや秘
密は守る(守秘義務)など。
●活動の様子などをよく聞く
「実際に活動に参加してみると、イメージ
していた活動とは違っていた」ということ
はよくある。参加する前に、ボランティア
・コーディネーター、アドバイザーなどか
ら活動の目的、その内容、参加している人
々の様子などについて話を聞いておくとよ
い。
●悩み事は、ひとりで抱え込まない
活動を始めると、活動の進め方、対象者や
グループメンバーとの人間関係など、様々
な悩み事にぶつかることがあるが、決して
ひとりで抱え込まず、ボランティア・コー
ディネーターやアドバイザーなどに相談し
よう。

◆ボランティア活動体験・入門講座/体
験プログラム
ボランティア・センターや施設などでは、
初めて活動をする人向けに、入門講座や実
際に体験できるプログラムを用意している。

◆ボランティア・センター
ボランティア・センター(全国三分の二の
市区町村の社会福祉協議会が設置している)
には、市区町村内のボランティア・グルー
プやボランティア活動を必要としている情
報などが収集されている。
センターでは相談員やボランティア・コー
ディネーターが相談に応じて、活動情報を
提供してくれ、活動とコーディネートをし
てくれる。また、ボランティア・スクール
や体験活動なども実施しているので、活動
内容をより具体的に知ることができる。

関連ネット
ボランティア用語の解説
http://www.wnn.or.jp/wnn-v/database/yougo/index.html
ボランティア関係団体
http://www.nhk.or.jp/nhkvnet/dantai/
ViVa!ボランティアネット
http://viva.cplaza.ne.jp/index.html
国連ボランティア計画(UNV)
http://www.unv.org/japanese/index.htm
日本国際ボランティアセンター
http://www.jca.apc.org/jvc/
社会福祉法人 全国社会福祉協議会
http://www.wnn.or.jp/wnn-v/kyougikai/index.html

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